導入事例

幸せ人生づくりの勧め方研修

事例1 (商業高校)

 

当校では、就職率が高いので、毎年就職ガイダンスを3年生に毎年実施しています。このガイダンスでは、就職できるように、その対策を教え、就職先を紹介し、どうしたら就職試験に受かるのかという人生のなかの1つの通過点のことだけを教えていました。卒業の春までに就職先が決まっている生徒の中には、「世の中にはどんな仕事があるのかさえ分からないまま、取り敢えず、就職先を決めることができた」のが高校生の現実だと思います。

 

このようなことは、高校生だと、まだ、社会が分からないので仕方がないのかなと感じます。でも、学校を卒業した生徒達の人生が有意義で幸せなものになって欲しいという私たちの願いがありますが、学校を卒業して、働き始め、その後の人生について具体的に教えられるノウハウが私たちにはありませんでした。この研修では、「働くとはどういうことなのか」、「その後の人生を幸せにするにはどうしたらいいのか」ということを高校生でも理解できる内容と話し方で生徒達に伝え・考えさせる機会を与え、その上で就職活動に取り組ませることができたのでとても良かったです。

 

事例2 (専門学校)

 

専門学校である当校では、限られた短い期間の中で専門的な事柄を集中的に学ばせ資格試験に受からせることが最優先の課題です。そして、資格に関連した就職先に就かせることも重要なことです。授業では資格取得に必要な専門的な事は教えますが、働くことについて、社会について、ましてや今後の人生について教える機会は殆どありません。


専門学校の役割は、生徒を資格試験に合格させ、資格を活かせる就職先に就かさせることだけだと言ってしまえばおしまいですが、「みんな社会人として職場で迷惑をかけずにがんばっているかな」と気にかかることがあります。また、紹介した就職先から「資格を持っている点はどこの専門学校の生徒さんも同じだけど〇〇専門学校の卒業生達は、それだけでなく社会人として・これからの自分の人生についてしっかりとした自分の考えを持っている人が多く、当社として好ましい人材が採用できたと満足しています」とお声を頂けたら、当校として、当校の講師も大変うれしいものがあります。


このため、働くことについて、人生について、在学中の生徒達に教えたいという気持ちが強くありました。「幸せ人生づくりの勧め方研修」では、まだ私たちの手が届く範囲に生徒達がいるときに、初めての就職のことだけでなく、今後の人生について考えてもらう機会を与えることができ、当校では教えることができないこれからの人生に必要なことを、就職を控えた生徒に学ばせることがきて満足しております。

 

事例3 (短大)

 

就職を控えた学生に就職先を確保することだけでなく、今後の自分の人生についても教える機会を設けたいと考えていたので、この研修を実施してみました。


研修では、自分らしさ、自分の能力、就職活動に対する考え方、幸せな人生の作り方などについて、大きな視野で普段の生活で容易に感じ、実施できることを学生に伝え、気付かせ、考えさすことができとても有意義な研修となりました。私たちが教えたいと思っていたことを分かりやすくお話頂けたので、今後も毎年この研修を利用したいと考えております。

 

事例4 (4年制大学)

 

基礎学力があり大学に進学して、専門課程を学び、卒業後、就職して働く生徒の中には、せっかく長い時間と労力を費やして入社した会社を直ぐに辞めてしまうケースや卒業しても定職に就かないケースを少なく目にしてきました。学生の就職を担当する者として、「せっかく当校に入学し、卒業をしているんだから、考える力はあるはずなのに、なぜ」、「そんなんじゃこれからの人生は長いからやっていけないよ」と残念ながら感じています。

 

でも、そうですよね、学業以外のこと、働くことについて、人生について考える科目は大学のカリキュラムには入っていないので、事前に学ぶ機会もなく、社会に出て、現実にその場面になってから、限られた目の前の時間内に自己流に考えたり、たまたまこのときにまわりにいる人に相談し、自分で判断を下す。いくら基礎学力があっても全ての卒業生が未知である社会人として、自分の人生について望ましい考え方・行動に辿り着けるのには、時間と経験が必要だと感じます。でも、大学としてこれらのことについて教える必要があると痛感していたので、この研修を実施しました。

 

研修内容は、とても基本的で易しい事柄でしたが、この内容に触れるときまでは自分で考える機会がないものなので、これらのことを事前に触れさせ、気付かせ、目先の就職だけでなく、今後の自分の人生について事前に考えさせる機会を与えることができて大変有意義なものでした。