導入事例

人事評価能力向上トレーナー養成研修

事例1

 

当社では、今まで人事の評価を行う者に面接の仕方のトレーニングを受けさせていなかったので、評価面接の様子は「やり方は無茶苦茶」、「一般的な話で終わる」、「雑談で終わる」など面接の趣旨とは程遠い面接が行われていました。このため、評価面接を行うたびに部下から不満が上がっている状況でした。

 

この研修では、今まで評価面接の仕方を学んだことがない当社の評価者でも、研修後に実施が容易な部下との評価面接の仕方のトレーニングでしたので大変有意義なものでした。また、評価者として部下に対し、評価面接のときだけでなく、日頃の評価の対象期間を通して部下にどのように目をかけ、彼らを期待すべき人材像へ導くことがいかに大事かということを気付くことができたのが最大の収穫でした。

 

事例2

 

人事評価を行っている管理者に対して、管理者としての役割、人事考課の行い方を十分に教えることができる者が社内にいないことが人材育成上の課題となっていましたので、この研修を実施しました。参加した人事評価を行う管理者同士で、「組織の目的」、「経営者から見た理想の管理者」、「部下から見た理想の管理者」についてあらためて話し合い、当社の管理者としての役割を認識させることが出来ました。また、そもそもの人事考課の基本的な目的や人事評価者として陥りやすいエラーを学び、人事考課の行い方については、文書やビデオによる演習を通じて、その仕方を実際に体験することによってお互いに評価基準の統一・共有についての理解が深まり、研修の実施後にはこの管理者達の意識と行動に変化が見られ、当社が抱えていた人材育成上の課題解決に向け大きく前進することができました。

 

事例3

 

社員に評価結果を伝える際に、自己申告による自己評価が高い社員への説明・説得に苦労していました。「部下との面接スキルアップ研修」を受けたことにより、どのように面接に臨んだらいいのか、どのように何を話したらいいのかを学ぶことができ、今まで「説明・説得」と捉えていたものは「話し合い・納得性を高める」ものであることだと分かりました。「話し合い」により、部下を納得させ、過ぎた評価対象期間の振り返りと次の評価対象期間について部下と目標を共有し、その達成の手助けをしていきたいと思います。

 

事例4

 

自社内で定期的に評価者訓練を行っていましたが、評価結果の面接を行ってもその効果が感じられない、多様化する社員に対して従来の評価方法では対応できていないという課題が浮上していたので、「トレーナー養成研修」を利用してみました。

 

研修を受講してみると、研修の進め方は一方的に研修内容を聞くものではなく、自分で考え、体験し、同じ評価者同士と話し合うことで研修内容が身につきやすいものだった点が良く。また、自社内の評価者訓練では抜けていた評価者としてのいくつかの視点に気付くことができたことが大変良かったです。この研修を受けた者でも、1年後、研修内容を正確に実施できているかどうかは疑問が残りますので、評価者として必要なものが習慣化するまで、今後、定期的にこの研修を利用したいと思います。

 

 

 

そのほかのご感想

 

  • 管理職となり人事考課に初めて携わることになり、悩み・迷っていましたが、この研修によって、評価とは「人を評価することではなく、その人の行動を評価すること」で、これにより自分も含め部下の行動改善活動のプロセスとすることが分かりました。
  • 評価要素の区分は知っていました。しかし、その意味・評価対象とする職務行動の捉え方・その行動と評価要素への結び付け方についての知識がなかったことを痛感しました。又、演習を通じて、人の心・思いこみが評価結果をくるわしていることを理解した。
  • 考課する者によって、評価対象とする職務行動、その行動を結びつける評価要素、そして、期待し要求する基準(B)の程度が異なっている現状を演習を通じで実感しました。考課者間のズレをなくす為には、定期的な考課者訓練などが必要と感じました。
  • 今までの評価基準のあいまいさを思い知らされた。
  • 職員との面談は定期的に行い、人間関係をより以上深めていくこと(職員が何を考え、何を望み努力しているのか)が必要であり、法人としての人事考課を確立していきたい。